粘土ろいど? 悪魔がおる 製作編

09’09/27
もはやすっかりケモノモデラーとなりつつある私ですが、斯く成る上はこの道を邁進し、極める所存でありますよ! 人が歩いた跡に道はできるのさッ!!(←意味不明)

で、ケモノネタの新作はなんと『悪魔がおる』です!

ナニソレ?と思った方はググッていただくと早いのですが、彼女は掲示板『ふたば☆ちゃんねる』で自然発生的に生まれたキャラクターです。そのわりには知名度はけっこうあり、ネット上では様々な絵師さんが描いた様々ながおるちゃんを散見することができます。しかもそれでいてケモキャラなんですから(本人は悪魔だと主張しているようですが)、これは作らない訳にはいかないでしょう!

で、そのフォーマットなんですが、スケッチを見て分かるように某粘土ろいど風でいくことにしました。これは先程述べたように、がおる自体に『コレ!』といった決まったデザインが存在しないために、何らかのフォーマットに乗せてやった方が形がまとめやすく、またユーザーにも受け入れられやすいだろうと判断したためです。私が最近ねんどろの原型をやっていることも、要因のひとつなんですけどね(笑)。あ、もちろんグッスマ側の了解は収得済みです♪

今はまだこのスケッチのみで、製作には入っていません。ジョイントの問題などをどう解決しようか、アイディアを練っているところです。表情もなんとか差し替えで再現できるようにしたいですね。他の付属品はどうしようかなァ…? がおるって何か手に持ってるアイテムあったっけ? ご意見があったら聞かせて下さいね♪


09’12/23
さて、発表以来な〜んにも作業していなかったがおるちゃんですが、さすがに時期的にヤバくなってきたので、ようやく製作開始です!

現時点ではこんなカンジなんですが……元々線の少ないキャラである上に、まだケモノな部分がほとんどできていないので、単なる特徴のない女のコの人形になっちゃってますね(笑)。でもこれに耳やシッポを付けていけば、ちゃんとそれらしくなると思います。

問題は差し替え用のオプションパーツですね。表情はいくつか付けるつもりですが、腕やアイテムなんかはどうすればいいんだろう…? アニメや漫画のキャラだとキメポーズなんかがあるので分かりやすいんですが、がおるには固定されたイメージがないだけに選択が難しいですね(悩)。う〜ん、悩むなァ。


09’12/29
現在の状況です……ってアレ? ひょっとしてほぼ完成ですか? 早ッ!!
なにしろ単純なキャラクターなので、作業が乗ってくると一気にできてしまいますね〜。ビバ、粘土ろ!

シッポがあるために台座なしでも自立可能になったのは、ケモキャラ特有の思わぬ副産物ですね♪ 三点接地なのでバランス取りが難しいですが、御覧のようになんとか立つ事ができます。

逆にケモキャラ共通の欠点として、耳の位置が上げられます。人間本来の位置に耳がないため、顔の両側面が何だか不自然になってしまうんですね。このがおるも俯瞰で見ると顔の横がスカスカした印象だったので、前髪の端にもみあげ状の部分を追加してみました。これで空間が埋まってスカスカ感が軽減できたと思います。

差し替えの表情二態です。笑顔と泣き顔ですが、モールドを入れるのは口のみにして、目の表情はシールで再現するようにしようと考えています。オマケのシールも色々付けて、お好みで表情のバリエーションが作れるようにしておくと楽しいですね……ってアレ? 耳にも表情がついてませんかコレ…?
なーんて思わせぶりなネタ振りをしてしまいましたが、実は今回の目玉ギミックがコレ! 何と耳がひょこひょこ動くんですッ!!

ケモノキャラにとって耳というのは、目と同様に感情を表現する体の部位として非常に重要な部分です。そこで今回ディフォルメのケモキャラを作るにあたり、『普通ならおもちゃっぽくなってしまうギミックも、これなら行けるのではないか…』と思い、思い切って仕込んでみたワケなんです。結果は成功だと思うんですが、どうでしょうか?


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部品は最終磨きの段階ですが、オプションパーツの紹介をしておきましょう。まずは両手です。

画像のように手をギュッと握りヒジを曲げた腕が、左右それぞれ付属します。腰だめに曲げた腕がモジモジしているようで、なんかカワイイ♪

腕を上げるとこんな感じです。ファイティングポーズ?
さらに手持ちオプションとして、骨付き肉を用意してみました(笑)。

『なんで肉?』といぶかしがる方もいるでしょうが、特に理由はなく単なる思い付きです。何を持たせるべきかは最後まで悩みまくったあげく結局いい答えが出ず、やむなく『ケモノ』というキーワードから導き出された最も単純な物を作ってみたワケです。本家ねんどろにもこのオプションはなかったと思うので、無駄にはならないと思うんですが(鳥の丸焼きならレ・ミィに付いていたような…)。単なる骨も付属しますので、画像右のような事もできますよ(笑)。


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原型完成〜、やったね♪ 今回は造形の単純さも手伝ってか、かなり短期間で仕上げる事ができました。いつもこんな感じで、余裕を持った仕事ができるといいんだけどなァ(笑)。
顔と腕の差し替えの部品です。やはり耳で表情が付けられるのが効いてますね♪
キットに付属予定の表情シールです。口は顔にモールドされていますが、目の表情は好みの組み合わせで表現できる仕様となっております。予備も含めて多めに入っていますし、台紙は貼って剥がせるタイプの物を使おうと思っていますので、たっぷり遊べますゾ。

A. 普通・笑い・泣きという三つの表情です。基本となるパターンですね。
B. こちらの目は部品の組み合わせにより、視線の方向を任意に設定できます。黒目の大きさは好みで選べるように、3タイプ用意しました。一番小さい黒目は驚いた表情に使えるように、あえてハイライトは入れてありません。
C. ==という感じの薄目とグルグル目です。コミカルな表現にどうぞ。
D. ほっぺたのチークです。斜線の向きが逆の物も入っていますので、お好みで。
E. 予備の眉毛と怒った眉毛です。他の目と組み合わせて使って下さい。
F. 汗ですが小さい方は涙としても使えますね。
G. 怒りの血管です。
H. 最近のアニメでよく見かける、中央が白く抜けた黒目です。ポカンとした表情などに。
I. オマケの書き割り文字です。厚紙やプラ板に貼り付けて、ディスプレイに利用して下さい。

表情を画像に合成してみました。これは基本の3パターンをそのまま使った状態です。
こちらは他の部品を組み合わせてみた状態です。組み合わせパターンは驚愕の一兆通り!!(←テキトー) お好きながおるちゃんを作って遊んで下さい。
パーツ割りはこんな感じ。キットにはこれ以外に、レジンで複製したねんどろジョイントが付きます。でないと組み立てられませんしね〜(笑)。

なおこのキットは前記したように、なんとか自立が可能なのでベースは付属しません。ですがそのままではやはり不安定なので、背中に穴を開けて市販のベースなどを接続してもらうとよいかと思います。


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カンのいい人は部品の分割を見て気付いたと思いますが、実はこのがおるちゃんはカラーレジンでの成形を前提としていたのです! で、早速テストショットを組んでシールを貼ってみたのがコレ!! もちろん全く塗装はしていません(髪の毛の黄色は製品版ではもう少し濃くなります)。うーん、カラフルでカワイイぞ♪

カラーレジンと言っても自家調合で手流しなので、製造ロットによって多少色のバラつきがありますし、当然気泡も見られます。きっちり仕上げるのであれば全塗装するに越した事はないんですが、ただ組んだだけでここまで出来ちゃうのって、やっぱしうれしいですよね♪

型割りの都合上肉は赤色成形なので、なんかみょーに生々しいですが(笑)結構雰囲気出てますね♪ 肉と骨は真鍮線で手に取り付けていただく方式となっています。あとは口や肉球などをちょこちょこ塗ってやれば、充分見栄えがすると思いますよ。

首と股関節にはレジン製のジョイントを使いますが、強度不足は明白なので、可動させずに角度を決めて接着固定する事を推奨しておきます。どうしても動かしたい方は金属線での補強をお忘れなく!

本家ねんどろいどの大ベストセラー、初音ミクさんとの比較画像。部品の規格は合っているので、表情などの差し替えもできなくはないと思いますが、何しろケモノキャラなので多少の加工は必要になってきます。あまり差し替え前提での期待はしないで下さいね。
シールは紙製なので、貼るとこんなカンジ(笑)。

目と眉毛を切り離すと位置決めが面倒になるので、そのまま貼ってみましたが、実際にやってみるとこれで案外気になりません。この段差がどうしてもイヤな人は、手書きでがんばってもらうしかないですね(笑)。

完成画像のページにシールの版下を掲載してありますので、デカール製作ができる環境の人は、それを使って自作してみるのもいいかもしれません。


11’07/14
突然がおるの更新です! なんと、悪魔がおるはシリコーン型を再生産するにあたって付属品を変更し、ver.1.5に生まれ変わることになりました!

まずはカブトムシとその幼虫です。以前付いていた肉と骨を排し、こちらが新パーツとして付属します。がおるを作り始めたころは『カブトムシが好物』という設定は知らなかったため肉にしたんですが、やはりこちらの方がうれしいでしょ? あまりリアルに作ると虫嫌いの人が困るので、あっさり目にディフォルメしてあります。カブトムシの足は真ちゅう線で作って下さいね。カブト◯クター?

もうひとつの付属品がこちら! ペタンコ座り用の胴体パンツです! これを使えば、がおるをペタンと座らせることができますぞ。

がおるはロンゲなので、座らせるとシッポとぶつかったりして、首の可動に少し支障が出るんですが、まぁ雰囲気重視ってことで。

完成画像はこちら!⇒Galleryボタン
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