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GKビギナーズ!!

ガレージキット(以下GK)初心者の皆さん、こんにちは♪ それ以外の皆さん、さようなら(←オイオイ)。最近は完成品販売が多くて、GKの組み立て方を知らない若い人も多い様ですが、やはり模型は自分で作ってこそ愛着が湧くというもの。ここでは当B.M.W製GKをサンプルに、レジン製GKの組み立て方の必要最低限の技法を初心者向けに解説いたします。ただしGKの組み方には色々流派がありますので、ここに上げた事が全てではありません。行程順に段落分けしているので、参考にしてみて下さい。《下の青い文字をクリックすると、その段落へ飛びます。》

【1】道具編 【2】下準備編 【3】予備洗浄編 【4】焼き入れ編 【5】ゆがみ編 【6】気泡埋め編 【7】段差埋め編 【8】軸打ち編 【9】凸ディティール再生編 【10】本洗浄編 【11】サーフェイサー編 【12】サフレス編 【13】白サーフェイサー編 【14】パテ埋め編 【15】凹ディティール再生編 【16】塗装へGO!編


【1】道具編
道具解説

まずは道具の解説です。とりあえず必要最低限の物を並べてみました(私が使ってるヤツだから汚ねーなァ)。もしあなたがGKを長く趣味として続けようと思っているのなら、多少お金を出してもイイ道具をそろえるべきです。逆にたまにしか作らないなら、100円ショップ等で安くそろえてもいいでしょう。この他の『あると便利な物』はそのつど紹介していきます。

    1. デザインナイフ/刃先が交換できるカッター。小型の物が使いやすいです。
    2. カッターナイフ/いわゆる普通のカッター。これも小型の物がオススメ。
    3. ピンセット/画像の物は先端が曲がっていますが、まっすぐな物でもいいです。ピッタリ閉じる物を選ぶ事。
    4. スパチュラ/いわゆる粘土ベラ。画像の物はタミヤ調色スティックで自作した物。
    5. 金属ヤスリ/種類が多いですが、半丸(甲丸)ヤスリが一本あると便利。
    6. 極細彫刻刀(平刀)/ディティールの彫り直しに便利。高いですが一本買っときましょう。
    7. ピンバイス/手回し式ドリル。刃が固定式の物なら100円ショップにもありますよ。
    8. ドリル刃/ピンバイスの刃。0.5/0.8/1.0/1.5/2.0/3.0mmあたりからそろえよう。
    9. プラモ用ニッパー/部品の切り出しに使います。これで金属を切らない事ッ!!
    10. ラジオペンチ/金属線を切ったり曲げたりします。
    11. プラモ用ラッカーパテ/キズを埋めるパテです。フィギュアにはホワイトタイプが便利♪
    12. 真鍮線/接着部の補強に使います。ピンバイスと同じ太さをそろえよう。ただし2〜3mmの真鍮線は硬すぎるので、アルミ線の方が便利です。
    13. 瞬間接着剤/100円ショップの物は劣化しやすく接着力も弱いので、多少値が張っても大手メーカーの物を使いましょう。ゼリー状もあると便利。
    14. 耐水サンドペーパー/320・400・600番あたりをそろえましょう。
    15. 金属定規/定規にサンドペーパーを両面テープで貼って使います。180番のペーパーを貼れば、金属ヤスリの代わりにもなるよ♪
    16. カッターマット/机を傷つける前にぜひ買うべし!

【2】下準備編
部品確認
まずはキットの封を開け、パーツの不足がないか確認しましょう。
画像のサンプルは私が原型を作ったGK『1/48レイズナー』の頭部です(一部塗料で汚れてますが気にしないよーに)。この際、気泡や型ズレがあまりにひどいパーツがあるなら、メーカーに連絡して交換してもらってもよいでしょう。でもイベント等で買った手流し成型キットの場合、精度が悪いのは仕方がないので、ある程度は覚悟する様に(笑)。
ゲート処理
まずは部品のゲート(レジンの流し込み口)を処理します。
ニッパーでおおまかに切り取り、カッター、ヤスリで仕上げます。今は仕上げはおおざっぱでよし。部品についているバリ(レジンの薄い膜)も取っておきましょう。なお細かい部品はランナーから切り離さない方が、紛失を防げる場合があるので注意しましょう。
三角リブ レジンキットには写真の様に三角形のリブ(オレンジの▼が指す部分)が付いている場合がありますが、これは気泡の抜けをよくするためにシリコーン型につけられた切り欠きなので、削り落として整形します。

ちなみに下の小さい赤い▼が指しているのがバリです。


【3】予備洗浄編
予備洗浄
次に予備洗浄を行います。
レジンキットの表面には離型剤という一種の油が付いているので、このままでは接着も塗装も出来ません。そこでこれを洗い落とす第一段階が予備洗浄です。まず写真の様に手ごろなタッパー台所用洗剤クレンザーを用意します(安物でよい)。洗剤とクレンザーを混ぜて洗浄液を作るわけですが、作業のたびに混ぜるのも面倒なので、適当な空き容器に多めに作っておくと便利。
で、タッパーにぬるま湯を入れて、そこに部品をひたします。そして古歯ブラシに洗浄液を少量とり、ゴシゴシ磨いていくわけですな。この時左手の指先も同時に歯ブラシでこすってしまうので、長時間作業していると指先が痛くなってしまいます。皮膚の弱い人は必ずゴム手袋をする事! 全て磨き終わったら部品を流水でよくすすぎ(小さな部品を排水口に流さない様に!!)、水気を切って乾かしましょう。洗濯用のネットに部品を入れると、すすぎやすいようです。

【4】焼き入れ編
焼き入れ レジンキットが完成後数カ月したら、パテ埋めのあとがうっすら見えてひび割れてきた…なんて経験ありませんか? これはレジンに含まれる溶剤分が揮発して収縮したためにおこる現象です。これを防ぐには、あらかじめ溶剤分を強制的に揮発させて収縮させておけばいいワケで、それを行うのが焼き入れです。
焼き入れには私は手元にあるオーブントースターを使っていますが、できれば白熱灯を使った方が安全です。他にも小型の冷温蔵庫を『温』モードで使ったり、塗装の乾燥ブースを使う方法もありますね。
オーブントースターを使う場合は、直接加熱せず1〜2分カラ焼きした余熱を使う事。暖める時間はデーターを取ったワケではないので正確には分かりませんが、白熱灯で1〜2時間といったトコでしょうか? トースターは2〜3回繰り返す必要があります。長時間であるほどいいワケですが、くれぐれも加熱し過ぎには注意! レジンはプラモの様に溶けたりはしませんが、暖め過ぎると焦げてやがて発火します。それに薄い部品は熱による変形にも注意!

なおこの方法を行っても完成後収縮する場合がありますので、焼き入れは必ずしも行わなければならない行程ではありません。あくまで保険程度に考えて下さい。


【5】ゆがみ編
ゆがみ修正 ←こういった薄かったり細かったりする部品は、成型時にゆがみが発生している事があるので、その場合は修正しましょう(画像はるくのスカート&レイズナーのライフルのグリップ)。方法はドライヤーで加熱して手で修正し、そのまま冷ますワケですが、焼き入れの時についでに直してもイイでしょう。

なお一度修正した部品は再加熱しないこと! ゆがみが復活してしまうことがあるからです。


【6】気泡埋め編
気泡埋め
気泡の埋め方には色々な方法がありますが、まずは基本的なものを紹介。
まず気泡にカッターの刃先を入れて、グリッと回す様にえぐって気泡を大きくします。気泡は球形をしているので、こうやって入り口を広げないと奥までちゃんと埋められないのです。で、キットのレジンの切れっ端をニッパーで細く切り、ヤスリでつまようじ状に丸めた物に瞬着を付けて差し込み固定します。硬化後余分を切り取って整形すれば、ほとんど痕は目立たなくなります。この方法は大きめの気泡に有効で、特に部品の角にある気泡を埋めるには最も適しています(パテで埋めると欠けたりする)。痕が目立たないのでフィギュアのサフレス仕上げにも有効ですね。
クギ この気泡をえぐる作業ですが、実はカッターではやりにくかったりします(先が鋭すぎる)。そこで便利なのが太めのクギ! これを刺してクルッと回すと、キレイな穴が一発で空きます。持ちにくければ、古い筆の先端に取り付けるとよいでしょう(回して使うので、丸い軸がよい)。私はハセガワの極細三角刀を使っていますが、効果は同じです。
ソバカス気泡
次は身の毛もよだつソバカス状の気泡です(笑)。
こういう気泡はメーカー品の場合は機械成型のためあまり見られませんが、手流しのアマチュア品にはゲート周辺によく見られます。これを埋めるには前項と同様、まず気泡をえぐってやる必要があるんですが、数が多いのでなかなか大変。なんとか楽が出来ないかと、金属ブラシを押し付けてみました。ゴシゴシ擦るのではなくグイグイ押し付けるんですが、劇的な効果はありませんでした(泣)。それでも気泡の膜が割れて発見しやすくなったので、カッターでえぐっていきます。刃先で表面を撫でてやると膜がプチッと割れて気泡が顔を出すので、地道に潰していきましょう。全部えぐったらパテをしっかりスリ込み(光硬化パテを使用)、サンドペーパーで仕上げます。パテは軽く塗った程度では気泡の奥まで入らないので、ギュウギュウとスリ込むようにしましょう。赤い▲で示した部分は角なのでパテでは欠けてしまうため、レジン片を接着する方法で埋めています。
もちろん小さな気泡やキズなら、通常のプラモ用パテで埋めてもかまいません。あまり大きな気泡に使うと、ヒケたり(硬化後にパテの表面がへこむこと)欠けたりするので注意!
パテ各種
ここらでちょっちパテの種類の解説を。
まず新進気鋭の光高価…もとい、光硬化パテ(笑)。ちょっち値段は張りますが気泡埋めには最適のパテです。強い光を当てれば一瞬で硬化するので、作業がどんどん進みます。欠点は食い付きが弱い事。そのため小さなキズ埋めには向きません。逆に大きなキズも中まで光が届かず硬化不良を起こすので不向き。中程度のキズに使いましょう。
そしてMr.ホワイトパテ。白いパテなのでフィギュア製作に重宝します。使い方は通常のプラモ用パテと同じですが、ややねばりが強い感じ。タミヤからも同様のホワイトパテが発売されています。
最後は瞬間接着パテSSP-HGです(粉しか写ってませんが←笑)。この粉と専用の瞬着を混ぜてパテとして使用します。この商品は現在絶版ですが、同様の物がGSIクレオスからMr.SSP(瞬間接着パテ)として発売されていますよ。レジンへの食い付きは最高で、部品同士の接着にも使用できるほど。ただしやや欠けやすいので、部品の角への使用は避けたほうがいいでしょう。この様にパテも一種類にこだわらず、適材適所で使い分ける事が大切です。(他にもポリパテ・エポパテなんかがありますが、普通にGKを組む分にはあまり必要ないので、今回は割愛しました。)

【7】段差埋め編
段差埋め
今度は部品のパーティングライン上にある段差の埋め方です。
GKはゴム製の型で生産するためどうしても型ズレがおき、それが部品に段差になってあらわれます。わずかな段差なら削ってしまえばOKですが、大きな物だとパテ埋めして整形する必要があるワケです。まずパテ埋めする箇所をヤスリで削って荒し、パテの食い付きをよくします。今回はモーターツール用のダイヤモンドビットを手で持って削りました。ヤスリよりピンポイントで削りやすいのでオススメ♪ 削るのはパテを盛ると思われる範囲よりやや広くする事! そしてパテを盛り付け、硬化後削って仕上げです。段差が大きい場合は光硬化パテや瞬着パテを使いましょう。
瞬着パテ 小さめの段差なら瞬間接着剤を塗ってパテ代わりにする事も可能です。薄く塗って硬化まで待ちますが、せっかちな人は瞬着用の硬化促進剤を使いましょう。ただし瞬着はレジンに比べて硬いので、削る時はレジンの部分を削り過ぎない様に注意!

【8】軸打ち編
軸打ち
さていよいよ本格的な組み立てです。
GKはそのまま接着剤で貼り合わせただけでは強度不足になる事が多いので、金属線による補強を行います。これを軸打ちといいます。軸打ちを正確に行う最も簡単な方法は、二つの部品を組み合わせておいて、両方を貫通する様に穴をあける事。写真はレイズナーの頭部とコクピットシートを下から見た所ですが、この面は完成後見えないので、穴を開けてしまってもかまわないワケです(気泡を埋めていないのもそのため)。赤い▲でしめしたのがそうやって開けた穴で、真鍮線を挿せば当然ピタリとフィットします。
穴開け 場合によってはやむおえず、完成後見える位置に穴を開ける必要がある場合もあります。当然穴の表面は埋めるワケですが、完成後ヒケる事もあるので、できることなら避けましょう。(写真はクリアーパーツですが、目を残して塗装するため、この位置には穴開けが可能。)

穴埋めには接着力がある瞬着パテが適しています。

アルミ線
一番厄介なのがフィギュアの手足の取り付け等、どこからも貫通した穴を開けられない場合です。サンプルとして、るくの足を切断して再接合してみます。
まず中央付近に2mm程度の穴を開けます。よく十文字に印を付けて中央を割り出したりしますが、結局ズレてしまう事が多いので、目測でいきましょう(笑)。市販キットの場合、目印が付いている事もあるので、これを基準にするとよいです。そして穴に2mmアルミ線をさします。2mm以上の真鍮線は硬すぎるので、柔らかいアルミ線の方が使いやすいでしょう。当然ながらアルミ線はできるだけ長く取って、奥まで差し込んだ方が完成後の強度は上がります。
ズレ修正
つないでみるとこの様にズレました。目測なので当然ですね。でもたまに一発で決まる奇跡が起きる事もあります(笑)。ズレた場合は片方の穴をデザインナイフでスリ鉢状に拡げてアルミ線の位置をズラしたり、ペンチでアルミ線を曲げたりしてうまく合う様に調節します。穴を拡げ過ぎてしまったら、レジン片をつめたりして調節しましょう。
接着
2〜3回の微調整でピッタリ合いました。合わせ目を消すのなら瞬着をたっぷりつけて(穴の中にも)接着し、硬化後整形します。アルミ線の表面もヤスリで削っておくとしっかりくっつきます。
塗装の関係で後ハメにしたい時はそのままですが、調節でハメ込みがゆるくなってしまった場合、アルミ線に微量の瞬着を付けてハメ込み、硬化後ムリヤリ引き抜くとハメ込みの固さがいい感じになると思います。

【9】凸ディティール再生編
凸ディティール修正
写真の様な凸ディティールに気泡が入っている場合は、パテで埋めるより削り落として再生した方が簡単な場合があります。ディティールをナイフでそぎ落とし、同径のプラ棒を切って貼り付けるだけ。市販のディティールパーツでもいいでしょう。フィギュアのボタンなんかも、この方法でシャープに出来ます。ゆがんだバーニャ類もヘタに修正するより、プラパーツで置き換えた方がいいでしょう。

【10】本洗浄編
本洗浄 ここまできたら本洗浄です。
まず部品についたゴミやほこりを、古歯ブラシできれいに落としておきます。そして市販の離型剤落しを使って、残った離型剤を完全に落としきります。写真の物は浸け置きタイプなので便利。ただしこの様な溶剤タイプの離型剤落としにはプラを侵す物もあるので、【9】の様にプラパーツを使った場合は注意!

洗浄後は古新聞の上に置いておくとすぐに乾きます。そして軽く水洗いして、しっかり乾燥させましょう。

ところでこの離型剤落としについて、注意すべき事例が報告されています。最近よく使われているノンキシレンタイプのレジンが、一部の強力な離型剤落とし(エンジンクリーナー等)との相性が悪いらしいのです。クリーナーに部品を浸けたところ『部品が離型剤落としを吸ってブヨブヨに』とか『ボロボロと砕けた(!)』といった事態が発生している様です。GKメーカー側も成形に使っているレジンがノンキシレンかどうかは告知していない場合が多いので、いつもの調子で作業していたら大事故に…という事になりかねません。私はまだそういう事態に見舞われた事はないんですが、心配ならば事前にキットのランナーや不要な部品を使って実験してみる事をオススメします。事故ってからでは遅いゾ!!

【11】サーフェイサー編
ビン入りサーフェイサー 本洗浄が終わって部品の乾燥がすんだら、間髪入れずにサーフェイサーを吹きます。これは部品の表面に内部の溶剤分(キシレン等)がしみ出してくるのを押さえ込むためです。フィギュアの場合はホワイトサーフェイサーを使うといいでしょう。

サーフェイサーには←この様なビン入りの物と…。

スプレーサーフェイサー ←この様な缶スプレーの物があります。ビン入りは当然ハンドピースで吹くワケですね。コストパフォーマンスではビン入りが、手軽さではスプレーが勝ります。いずれにしてもレジンキットにはレジン用のサーフェイサーを使うのがいいでしょう(通常のプラ用でも問題ありません)。

ただしレジン用のサーフェイサーはプラへの食い付きが悪いので、プラパーツが混ざっている場合は注意が必要!【9】の様な作業をして両者が混合している場合は、プラの表面に400番程度のサンドペーパーをかけておくと、食い付きがよくなります。

このタミヤのサーフェイサーは、プラにもレジンにも金属にも使えるので、材質が混同している時は大変便利♪

薄めたサーフェイサー ビン入りサーフェイサーを使う場合、ハンドピースを使って吹くワケですが、いちいち適正な濃度に薄めるのは結構めんどうなモノ。そこであらかじめ薄めたサーフェイサーを、←こういった容器(100円ショップで買ったドレッシング容器)に入れておくと手間が省けて便利です♪ 中には大小の鉄球やビー玉が入っており、振るだけで撹拌できるようになっています(缶スプレーと同じ)。私の場合、青い容器がプラ用サフ、赤い容器がレジン用サフと使い分けています。

他にも普段よく使う色(下地用の白やオーバーコート用のクリヤー等)をこうやって薄めておくと便利ですな。


【12】サフレス編
メタルプライマー サーフェイサーを使わずレジン地の透明感を生かして仕上げる方法を、サフレス仕上げと言ったりします。ですがレジンはプラカラーの食い付きが悪いので、それを補うために下地として使用するのがMr.メタルプライマー(缶スプレーもあり)。これをエアブラシしてから塗装すると、塗料の食い付きが格段によくなります。その前に800番程度のペーパーで、レジン表面を荒らしておくとよりよいでしょう。特にマスキングするであろう、塗り分け面を中心に磨くと効果的です。
実はこのサフレス仕上げは、初心者にはオススメできません。レジン地のままではキズが見付けづらく、パテも使用できないためです(瞬着をパテ代わりにしたり、瞬着パテを使う)。それに個人的見解ですが、サフレスにクリアー塗料で仕上げられた作品は陶器の様でおもちゃっぽく、あまり好きではありません。充分な技量を持った人が、TPOを考えて行なうべきでしょう。
サフレス仕上げ このフィギュアの前髪・白目・キバはサフレスで仕上げられています。特に白目は独特の透明感が出て、瞳を描いて失敗した際の修正も容易になるのでオススメです。この様にサフレスをポイントで使用して、模型の表現に幅を持たせる方法もあります。なおサフレス部分は紫外線で黄色く焼ける可能性があるので、Mr.カラーのUVカットクリヤーを吹いておくとよいでしょう。

【13】白サーフェイサー編
ホワイトサーフェイサー フィギュアの表面仕上げにオススメなのが白サーフェイサー。グレーサーフェイサーを使ってしまうと上に何色を乗せても色がくすんでしまうので、発色が命のフィギュアには向かないワケです。くすんだ肌色では不健康に見えちゃいますからね。

白はグレーよりキズが見付けにくいんですが、サフレスよりはましなので初心者にもオススメできます。

白サーフェイサーは各社から出ていますが(【11】のタミヤのスプレーサーフェイサーも白)、下地用の白塗料をサーフェイサー代わりに使用してもかまいません。その際【12】のメタルプライマーを下地に塗っておくと食い付きがよくなります。塗料に直接プライマーを混ぜるのもアリ(笑)。

その後ガイアノーツからサーフェイサーエヴォホワイト、タミヤから瓶入りのサーフェイサープライマーホワイトが発売されたので紹介しておきましょう。どちらもプラモデルの他に、レジンキットにも使える便利なサーフェイサーで隠蔽力もなかなか。サーフェイサーエヴォには黒やグレーもありますよ。

でもタミヤのは瓶の形のせいもあって、ちょっと混ぜにくい…(泣)。頼むからアクリルカラーの瓶で出して!!

キズの見つけ方
ここでちょっち、キズを発見するコツを紹介しておきましょう。方法は一度部品をチェックしたら、180°回転させてもう一度確認する事。図を見て分かる様にキズの形によっては、一度の確認ではうまく影が出ずに見過ごしてしまう事があるので、注意しましょう。この時、部品の色がグレーだと最も濃い色の影が出るので、グレーサフはキズが見やすいワケです。白サフは影が薄くなるのでキズが見つけにくく、サフレスだとさらに見づらくなります。

【14】パテ埋め編
パテ埋め サフが吹けたら、あとは通常のプラモ製作と変わりありません。表面がグレーになった事でキズが見やすくなっているので、パテを擦り込んで埋めて行きます。もし大きなキズや気泡を発見したら、プラパテで埋めず【6】【7】の作業を繰り返します。その際、下地部分のサーフェイサーは削り取る様にしましょう。下地にサフが残っていると、上に何かを接着しても取れてしまうからです。

白サフで仕上げた場合は、白パテを使いましょう。

ペーパーがけ パテが充分乾燥したら、耐水ペーパーで磨きます。
金属定規にペーパーを両面テープで貼った物を使うと、平面がキレイに磨けます(力を入れ過ぎると定規がたわむので注意!)。使う番手は320〜400番程度。定規の両面に違う番手を貼っておくと便利です。

ペーパーがけは水を付けながらやると、粉が舞散らず作業しやすいと思います。削りカスは水と混ざってペースト状になるので、水に浸けて古い筆で洗うといいでしょう。ペーパーも時々水洗いします。水気を拭き取るタオルを用意しておくこと!

細部ペーパーがけ 細部や曲面等は、小さく切ったペーパーをピンセットでつまんで磨くとやりやすいです。ただしピンセットの先端で模型にキズを付けない様に注意しましょう(先が鋭いものは避けた方が無難)。

画像の物は逆作動ピンセット(手を離した時に先端が閉じる)で、これだと長時間ペーパーをはさんでいても手が疲れません。(画像のピンセットは改造した物なので、市販されていません。)


【15】凹ディティール再生編
凹ディティール修正 成型の都合上、一部のディティールが埋まってしまっている場合があるので、再生します。画像の部分にはパーティングラインが通っていたため、スジボリが途切れてしまっています。こーゆー場合はデザインナイフで切り込みを入れてやれば、すぐに復活します。
極細彫刻刀 この様にナイフが入らない場所や、四角いヘコみなんかの再生には、極細彫刻刀(平刀)が便利。一本1000円前後しますが、非常に用途が広いのでフィギュアモデラーも買っておきましょう!
目立てヤスリ
他にも写真の様な目立てヤスリ(極薄)があると便利! スジボリの再生に使いますが曲面でも作業しやすく、パテ埋めした箇所に彫り込んでもパテが欠けにくいので、非常に重宝します。そのままだと手に持ったとき痛いので、ビニールテープを巻いて保護しています。使う時はスジボリにそって刃を入れて、スッと滑らせるように動かして削ります。フィギュアの髪の毛の奥や、指の段差の彫り込みにも使えますね。

16】塗装へGO!編
塗装しよう こうしてサフ吹き→パテ埋め→ペーパーがけを繰り返し、キズがすっかりなくなったらいよいよ塗装に入ります。部品全体にサーフェイサーを吹いて、グレー一色(白サフの場合は白一色)にしておきましょう!

これ以降は通常のプラモの塗装と同様なので、ガレージキットの組み立て編はこれにて終了!

塗装編につづく…か?(笑)

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